1992年から【RUN】だ!
「私のヘビロテ曲」というお題が目に留まったので、めずらしく真面目に考えてみる。
小説やfree-talkのようにφ(--)がしがし と書きたいときのエンドレスは、基本的にサントラ───主にXenogears・Xenosaga───がメインで、どちらかというと、普通のアルバムをかけることは滅多にない。
なので、まずはサントラにおけるヘビロテ曲をひとつ。
サントラで文句なしのヘビロテ№1は、やはり、
【Godsibb】
→XenosagaⅢ Original Sound Best Tracks (Disc 2)
これしかない。iTunesの再生回数も540回と、iTunesに放り込んでいる1200曲弱の中でも上位2にランクインしている。まあ、大本のゲーム自体が万人むけとは言い難いので、曲自体があまり知られていないと思うのだが、宗教歌的っぽい雰囲気が個人的にはとても気に入っている。
何せこの【Godsibb】を含めたわずか3曲のためだけにサントラ(2枚組:全40曲)を買ったのだから。だが、後悔はしていない。「元は取れたか?」と聞かれれば、もちろん、「その答えはYESである」だ。
さて、サントラのヘビロテの次は、アルバムのヘビロテ曲なのだが、考えてみると、意外にお気に入りが多かったことが判明。まあ、そうはいっても、基本は
B'z
BUMP OF CHICKEN
ELLEGARDEN
の3グループにしぼられるのだが。
正直、再生回数だけで言うなら、BUMP OF CHICKENの「K」が一番なのだが、実際にここ最近エンドレスで流れているのはELLEGARDENの「Missing」で、どちらも甲乙つけがたい。しかし、ここに「年数」を加えると、実は全然予想してなかったところから年季の入ったヘビロテ曲が浮上してくる。B'zの「RUN」だ。アルバムの発売日を見ると1992年の10月28日。今が2008年なので、もう16年も昔の曲になる。ちなみに、一度は売ってしまったのだが、後で後悔して買い直した唯一のアルバムでもあったりする。
「RUN」が発売された当時は学生時代の真っ直中で、色々無茶もやったし、無茶に応じた痛い目にも散々あった。さらに根性が良い具合にひん曲がっていたので、「余命は後何年くらいだろう?」なんて馬鹿なことを真面目に考えていた時期でもあった。実際、そんな「馬鹿なこと」が冗談ではすまない状態を行ったり来たりしてたのだ。それこそ馬鹿のひとつ覚えのように何度も何度も。
なので、当時の自分からしてみれば、四半世紀を五体満足で生き残って、なおかつ今も現在進行形で無事に生きてるなんてのは、まったく予想外な未来だったりする。
まあ、今なら、それも嬉しい誤算と素直にいえるのだけれど。
気がついたら、延々と「RUN」を聞いていた。特別にこの曲がカッコイイと思ったわけではなく、ただ、何となく。
歌詞を聞いて、「当たり前のこと」を歌っている曲だと思った。同時に、その「当たり前」をいつの間にか忘れていたことを思い出した。
死ぬときは誰だってひとりだし、生きていくならひとりじゃない。ひとりきりで生きていける世界なんてこありゃしないんだから。生きるなら、生きたいなら、名前も顔も知らない大勢の「誰か」たちと一緒に生きる覚悟を決めなきゃいけない。生きるということは、生きていく覚悟を決めることだ。
大抵の人間は「普通」で、「平凡」だ。飛び抜けた「特別」なんてそうそういやしない。でも、よくよく考えてみれば、出会いはすべて「特別」だ。当たり前に目にしている光景も、その瞬間のひとつひとつが、見ようと思って見られるものじゃない。
全部当たり前のことだ。当たり前すぎて、言われるまで忘れていた。歌ってみるまで気づきもしなかった。怠慢だ。これじゃあ、阿呆と怒鳴られても仕方がない。
柄にもなく声に出して歌ってみたのも、本気で歌ってみたいと思ったのも、上手く歌えるようになりたいと思ったのも、この曲が初めてだったと思う。
あのときは特に考えもしなかったけれど、多分、この曲がひとつの転機になったのだと思う。「当たり前」を「当たり前」だと理解して生きていくための。
16年、時間に換算すれば約140,160時間。ずっと走って来た。生きて走ってきた。
走りつづけるかぎり、時間は流れていく。時代も世界も変わっていく。「わたしのヘビロテ曲」も、きっと変わっていくだろう。
でも、「RUN」だけは多分変わらないと思う。単なる願望だが、願望で終わらせる気はない。
事実、この16年、一緒に走ってきた曲なのだから。これに勝るヘビロテは、ない。
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